のだめカンタービレ(2006年秋)

月9というトレンドの最先端を行く枠で放送し、クラシック音楽ブームを巻き起こした作品。

 

天才的なピアノの才能を持つ「のだめ(上野樹里)」は汚部屋の住人、友達の弁当泥棒、髪は数日おきにしか洗わないという変態女。

 

指揮者志望でありながら飛行機恐怖症のために留学できず進路に悩んでイライラしていた千秋(玉木宏)はある日、長年の不満を爆発させて担当教授と盛大に喧嘩別れ。

 

元彼女である彩子にも冷たくされ、やけ酒を飲んで泥酔した千秋は隣人の「のだめ」に拾われる。

 

汚部屋から命からがら逃げ出すも、担当教授が変わったことでのだめと二人で合同レッスンを受けることになった千秋。

 

楽譜を見ず、デタラメな弾き方をするのだめ。

 

彼女の個性に合わせることで、千秋は失いかけていた「音楽を楽しむ心」を取り戻すことができました。

 

そんな中、二人の通う音大にやってきた世界的な巨匠であるシュトレーゼマン。

 

新しい学生オケ「Sオケ」を立ち上げるも放置、千秋に押し付けて合コン三昧というエロオヤジでした。

 

既存の枠に収まらない豊かな個性のせいで学内オケをクビになったアフロ頭の打楽器奏者。

 

貧乏でバイトに追われて練習時間が取れずパート仲間と上手くいっていない小柄なコンバス奏者。

 

ロックをベースに独自のパフォーマンスを編み出した金髪頭のコンマス。

 

型破りなメンバーの集まりに苦戦する千秋は、一度はオケのメンバーに嫌われてしまいました。

 

そんな千秋はのだめの助言から「個性を活かした演奏」に方針を変更することで、初めての定期公演で大成功(?)をおさめることができました。

ドラマ

「Sオケ」の大成功はこれだけでは終わらず、文化祭で紋付き袴のメンバーとマングースのコスプレをしたのだめで和製ビッグバンドの演奏を披露。

 

一方千秋は、シュトレーゼマンと共にピアノ協奏曲を演奏。

 

その演奏はのだめにも影響を与えることに。

 

その後千秋は新しいオケを立ち上げますが、コンクールのことで頭がいっぱいのメンバーとの温度差に気づかされることになります。

 

些細なことでトラウマが蘇ったこともあり、精神的な不安定さに悩まされながら初公演を大成功させた千秋。

 

公演成功した千秋を待っていたのは、のだめからの思わぬプレゼントでした。

 

飛行機恐怖症の原因となったエピソードの裏には、あまりにも悲しすぎる本当のトラウマが隠れていました。

 

のだめの慰めで飛行機恐怖症を克服した千秋は、留学への道が切り開かれました。

 

一方のだめは千秋の演奏に感動して、「この人は海外に行くべき人、だから私も追い付かなきゃ」とコンクールに挑戦することに。

 

幼少期のトラウマに苦しめられ、苦手な楽譜と向き合い、睡眠も食事もそっちのけで練習に没頭した末に高熱で倒れたせいで時間が足りなくなり、ピアニストにとって一番あってはならない「暗譜を忘れる」という大失態を冒してしまいました。

 

即興演奏で厳粛なコンクールをお祭りに変えたのだめは拍手喝采を浴びましたが、失格扱いになったのだめは千秋の誘いも断り、失意のままに故郷へ帰省。

 

そこで初めて自分の気持ちに気づいた千秋はのだめを追いかけて大川まで行き、のだめを抱き締めます。

 

のだめの父親によって彼女のトラウマを知った千秋でしたが、もう大丈夫だと確信しました。

 

共に留学することになった二人は東京に戻り、クリスマス公演で感動的な演奏に涙をこぼすのでした。

 

月9ドラマらしいロマンスあり、お笑いありの楽しいドラマです。

 

実は、「クラシック音楽ドラマ」は仮の姿

 

最終話で千秋も言っていた「子供の頃に受けた傷」。

 

それが、爆笑ストーリーの裏に隠された本当のテーマでした。

 

情緒不安定な二人が織り成す二重奏は、最後の最後まで目が離せません!